俺はソーシャルゲームが嫌いだ。
まあ嫌いだなんだと言いながらモバゲーのモゲマス、所謂アイドルマスターシンデレラガールズ(逆)をちまちまやってたりとかそれの特典得るためにちまちま別のゲームもやってたり、挙句冬はモゲマスで申し込むかなー、とか言ってるんですがそれはともかく。
ソーシャルゲームの何が嫌いって、単純に時間と金を幾ら掛けたかで競うだけで本人の技量とか戦略が一切ないくせに『ゲーム』と名乗ってるとかそういう古いゲーム屋みたいな思想です。
単にちまちま空き時間を見つけて地道にやるのが俺に合ってないだけとも言う。
あ、ここで例によって保険掛けるというか普通に誤解されるんで書きますが、ソーシャルゲーム関係の仕事してる友人知人が居ますが、彼ら彼女らは別に成功して欲しいと思ってますよ。
これを読んでる人がソーシャルゲームのプログラマだったり絵描きだったりしたら別に失敗しろなんて欠片も思いませんしむしろ頑張って欲しいとすら思います。
でもソーシャルゲーム嫌いなの。ごめんね。
とここまで前置きとして。
こう「ソーシャルゲーム嫌いだ!」と公言してる俺は何を隠そう就職活動というか転職活動中なのですが、エージェントが持ってきたソーシャルゲーム会社の面接を受けてきたりとかしました。
受けてきちゃいました。
俺が? 俺が!
まあ俺だってね、条件良かったりふいんきが自分に合ってると思ったら入るつもりでしたし。嫌いだけど偏見はないし、もしかしたらその目が変わるかなー。とも思って。
で、開幕、面接官の質問。
「ソーシャルゲームってやりますか?」
「やらないですねーハハハ」
お前は何しに来たんだ。
まあその後、会社の説明を受けてぼちぼちと前職の話とかして、まあ20分くらいで終わったんですけど。
30分の予定のとこを、面接官が10分遅れて入ってきて、ビル出たとこで時計見たらちょうど30分。
あらやだやる気のない。
こりゃ落ちたな、ともうその段階で確信しましたわ。
で、感想。
もちろん全ての会社がそうじゃないとは分かってますし、むしろこの面接官が例外だと思いたいんですけど。
糞だ。
その面接官は言い切りました。
要約すると「評価基準はユーザ数とかなんとか色々あるが、結局のところ社内的な評価は全て売り上げだ」と。
俺は友人にゲーム会社の人間が何人か居るし、学生時代の俺のプログラミングの先生はゲーム会社出です。
そいつらは言います。ゲームは売れなきゃしょうがないと。
ただ、それ以上に面白い物を作りたいと言うし、面白くて売れるモノを作ろうとしています。
20分そこそこの話の中で、仮にもエンターテイメントを作る人間の発言は一つもありませんでした。
多分これはこの会社特有、この人特有の問題なのかもしれません。あるいは今日そこがたまたま見えなかっただけなのかもしれません。
というかそう思いたい。
けど、俺はこの会社に入って幸せにはなれねえな、と。
少なくともそう思うには十分な20分間でした。
…オチ。
一次面接通過したってさ。
どういうことなの。