障害のお話。
 一度は真面目っぽい話をちゃんと書こうかなと思って。

 ただ、前置きとして。
 障害とかの話するんですけど、俺は障害に関してあーだこーだと社会派な意見を述べたり美談にしたりするのがすっげえええええええええええええええええええええええええええええええええええ嫌いです。
 ここに書くのは俺がどう考えててどうしたいかって話をぐだぐだと真面目っぽく書いてるだけであって、要するに性癖を晒してるだけです。
 それだけは最初に主張しておきたい。



 俺は欠損とか障害、畸形なんかに関して魅力を感じる人なんだけれど、それが『世の中一般』から見れば気持ち悪い事で、許されない事で、悪徳なんだと思っています。
 具体的には義手とか義足とか、或いは車椅子や達磨、白痴や妄執、単眼やシャム双生児なんてのもありますね。
※欠損、心身の障害、畸形と一まとめにするのは違うし、失礼にあたる可能性もあるだろうけど、ここでは単に『俺の嗜好』という意味でまとめてます。

 あるイベントで、四肢の何れかを欠損しているモデルさんと、その人のビデオを撮影している監督さんにお話を聞けたんです。
 ビデオって言っても感動のドキュメンタリー! じゃなくて、フェチビデオ的なもの。
 モデルさんは右腕が肘先までしかない方と、右足が腿までしかなくて左足にも傷跡が有る方。
 機会があったので、俺はこういう質問をしました。

「俺は貴女のような腕や、足に魅力を感じる、セクシーだと思うのだけれど、そういう風に見られるのは『アリ』ですか?」

 お二人とも、気の抜けたような顔で
「全然平気」
 と。

 その後、俺は安心して「握手してください」とか「足見せてもらえますか?」とか「色っぽいです」とか言いまくってました。
 いやもうホント、すげー嬉しくて。

 例えば。
 胸が大きいのがコンプレックスの人に「胸が大きいですね、セクシーです」とか言ったら。
 色黒なのを気にしてる人に「健康的な肌ですね」って言ったら。
 最悪泣かれる。あるいは殴られる。
 本人が気にしてる事は、褒めることが必ずしも良いこととは限らない。
 まあそりゃそうですよね。

 んで『世の中的には』どうかっていうと、腕がない、足がない、障害があるっていうのは『本人はすっごく気にしてるはずの事であって、触れちゃいけない最悪レベルの話題』だと考えられてます。
 少なくとも、俺は『良識人』である両親や教師からそう教わりました。
 実際そういう風に気にしてる人も居ますしね。

 で。その『本人はすっごく気にしてるはずの事であって、触れちゃいけない最悪レベルの』箇所に魅力を感じるのが俺です。
 こう書くと世の中の人はすっごく気持ち悪がってくれます。
 しかし俺にそんな意識があって魅力的だと思ってるわけじゃなく、ただ単に腕が無いのが可愛い、足が無いのが可愛いと思っているだけなんです。

 胸が大きい女性が魅力的。
 色が白い女の子が可愛い。
 それと同じで、ただ腕が、足が無いだけ。それがたまらなく可愛いし、色っぽいし、魅力的でセクシーだと思うのです。
 でも普段はそれをまじまじ見る事はもちろん、褒める事なんて出来ない。
 それを直接「魅力的です」と伝える。それが出来たから「嬉しかった」んです。

 世の中は「手足が無いなんて関係ない」という関係を強要するけれど、俺は「失われた手足が色っぽい」と思うのです。
 認められないのは分かるけど、そういう人も居るんです。
 いーじゃん。





マジ可愛かったよ。

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